SOFU News Letter Jun 28th, 2004

へいへいほー へいへいほー・・・毎年好評恒例のキャンプ実践研修、今回は県央砥用町にあるグリーンハイランドで実施されました。近くには壮大な緑川ダム、周りは山々に囲まれ、また、高台にあるピクニック広場、公園、層々とそびえ立つフリークライミングの壁など、山あり川あり危険あり(!?)…とまさに自然に包まれたロケーションであった。


へいへいほー…@緊急時の応急手当として宇城消防署東分署の隊員の方々より 講義少々即実践という形で緊急時の応急手当特に人工呼吸、心臓マッサージについてはシュミレーションに沿い実践し学びました。乳幼児への対処方法についてもその都度説明があり、とても興味深く意義のある時間となりました。


へいへいほー…A実践!!キャンプ野外探索として 熊本YMCA学院主任講師の石岡ひろみ先生より野外活動の醍醐味を 先生の楽しい進行のもと学びました。石岡先生は毎回動きのある研修で私たちを飽きさせない内容を組んで頂き、また、キャンプの実践で即役に立つ内容で 毎回「こんなゲームもあるんだぁ」、「これは面白いなぁ」といいものを学ばせてもらいます。

その後森田、福田両雄のギター生演奏のもとにキャンプファイヤー実践研修が行われました。火の女神 M村先生ふんするインディアンの登場で一気に盛り上がりました。その後→夜の宴へと続くのであった。

朝の集い(2日目)
 2日目最初の活動は、前日の研修に引き続き石岡先生のご指導による「実践:朝の集い」でした。いかにも起きたばっかりという雰囲気で少々眠たげな参加者も、木立の中の澄んだ空気と小気味よいリズムに乗せたひよこリーダーの元気な声に乗せられて、瞳の輝きを増しそこにいる皆が互いにエネルギーを発散・吸収して、その場を活気で満たしていくようでした。

朝食
 今回の朝食は手作りホットドック。パンにウインナ―や千切りキャベツなどをはさみ、アルミホイルで包んだあと牛乳パックの中に入れ、それをそのまま燃やすと言うシンプルかつワイルドなものでした。あらかじめスタッフが食材等の下準備をして置いたので、スムーズに進むものと思っていたのですが、細かな部分での注意事項の伝達等がうまくいかなかったのか、真っ黒「炭化ドッグ」を焼き上げている姿も所々に見られました。

濱田先生(NPO サンシャインフォーラム理事長)
 「自然の中でのネイチャーゲーム。皆さん自信が楽しむことができれば、こどもたちにもその楽しみを伝えることができると思います。」濱田先生から簡単にレクチャーを受けた後、実際に体験してみようということで自然の中に入って色々なゲームを体験しました。最初は照れていた参加者たちの顔も遊びに夢中になる子供のような輝きをおび、一日目で培った人間関係と、濱田先生の巧みな話術によって本当に楽しい時間が過ぎていきました。その中で、ゲームを行うためのルール・制約が、それがあることによって、普段見過ごしていたような自然の存在・呼吸感というものを感じさせてくれていることに気づいていっているようでした

わたしは誰でしょう
目隠しトレイル @
目隠しトレイル A
ネイチャービンゴ

ネイチャーゲーム

ノアの箱舟
準備段階 ルール自体は簡単(指定された動物を体や鳴きまねで表現する)なのだが【体を使って】という部分に多少抵抗がある様子。スタート直後まだ恥ずかしいようであまり大きな身振り手振りはない様に思う。
中 盤 段々積極的になってくる。同じ動物だと思っていた相手が違っていたり、不安ながらも言いに行き、当たっていたときの喜びなどのリアクションが見ているほうも面白い様子。
終 盤 けっこう早めに終わったようだが、みんなに笑顔が見られた。
感 想 ルール自体が簡単でとっつきやすく、あとは羞恥心をすて表現力を発揮するだけなので利用しやすいのではないだろうか?

動物あてゲーム
準備段階 背中のカードが何なのかわからず、笑顔があるも多少困惑気味。
スタート直後 研修2日目ということもあり、けっこう積極的に相手を見つけ話しかけている。
中 盤 早い人(数名)は自分が何の動物かわかったようだが、その他の人たちは笑いながら首をかしげたり、なんとなくわかったような表情となる。
終 盤 何の動物かわからなかった人たちを並べ、とりあえず答えを聞いてみる。時間に余裕があれば一人一人聞いてもよいようだが、当日はあまり時間がなくみんなの前で自分が何の動物だったのかを確かめた。
感 想 知らない誰かとわからない自分。なんとも不思議な体験である。いろんな質問をし不安(自分はいったい何なんだ?)と戦っているのだが、相手からの質問へ答えを返すときの優越感(私はあなたが何なのか知っている!)や相手のコミカルな表情などが、警戒心を自然と解きほぐしているようだった。

フィールド・ビンゴ
準備段階 説明を聞きながら周りをきょろきょろ…。ビンゴ用紙の中身もすかさずチェックしている。
ゲーム開始 結構男性参加者が積極的にみんなを引っ張って行っている様に感じた。五感を使いながらそこらじゅうの自然を体感している。
感 想 キャンプ場という自然の中にいながら自然を感じきれていなかったことに気づいた。グループ一丸となり「ちょっとちょっとこっち見てみて〜」などといっている様子は子どものようであり見ているこっち         も自然と笑顔がこぼれてきた。子どもの頃の発見や感動の疑似体験をしているようだった。

目かくしイモ虫
準備段階 「それでは班の代表を決めて下さい」との言葉に、全班ともに男性参加者が代表となった。まさかその代表がイモ虫の【目】になりその他の人が目隠しをして誘導されるとは思っていなかったようで、悲鳴にも似た声「え〜目隠しですか?」「この代表じゃなんだか不安…」が飛び交っていた。
ゲーム開始 恐る恐る【目】の誘導にしたがって歩いている。さすがに日常の情報収集の大部分を占めている視覚を失ってしまうと不安でたまらない様子。目となり誘導している人は砂利の上やコンクリートの上、近くの木を触らせたり匂いをかがせたり…。視覚以外の感覚を呼び起こすように工夫(意地悪)しながら進行していった。
感 想 普段当たり前のように生活しているが、視覚から入ってきている情報の多さにびっくりした。その最大の情報収集器官を遮る事でその他の器官が活性化していくようにさえ感じることが出来た。言葉では「自然を肌で感じた」と簡単に出来るが、実際に【感じる】ということが素直に体験できるゲームであった。

自然の中にある人造物探し
内 容 エリアを決めておきその中で人工物(キャップ・ビー玉・紙くず等)を探し何個あったかを当てるゲーム
ゲーム開始 一所懸命にしゃがみこんで人造物を探している。数が多かったり少なかったりで、多少戸惑いながらのゲーム参加となる。
感 想 「準備不足で他のごみまで数え切れていませんでした」(濱田氏談)ということで盛り上がりもいまいちだったが、準備の大切さを知るいい機会になったのではないだろうか?

カメラ
準備段階 最後のゲームともなるとルールに対する不安等よりも、ゲームをやっている間や終了したときの再発見・感動などの感情のほうが大きく、それに対する【期待】が見えた。
ゲーム開始 それぞれのグループ(2人組)がベストショットを求めて右往左往している。カメラ側は目をつぶっているので手を引かれているのであるが、引っ張る側のほうがちょっと慣れてきたのかカメラ側の人が他の人とぶつかったり植木に足をとられたりしていた。もう少し注意しながら誘導しないと転倒等の怪我につながる恐れがある。
終 盤 見た風景を絵にする作業をしているが、なかなか絵がうまい。さすが保育士さんとでも言うべきかもともと芸術的センスがあるのかはわからないがすらすらと描いていた。その描いた絵を交換してお土産として持って帰った。
感 想 見たものを記憶しそれを絵にする。という作業が単純に見るということから凝視するということに自然と引き上げられている。多分このときに見た風景というものは楽しかったキャンプの思いでとともにずっと記憶に残る可能性を大きく秘めているように思う。

 

閉会式

熊本市青年部 工藤部長 
キャンプを通して学ばれたこと、子供の様な素直な心で楽しんだ気持ちを各保育園に持って帰られて、ゆっくりこどもたちに伝えてください。また日々の活動を支えてくれる同僚の保育資産・園長先生などの方々への、感謝の気持ちを忘れないでください。
○ 子どもの感動に気付いてあげられる保育士になってください。
○日々の慌ただしい生活の中で、時には今回のような大自然の中でリフレッシュしながら、頑張っていきましょう。

企画研修委員長 上野先生 
(今回の研修)ご苦労様でした。また遠方より多くの先生方にご参加を頂き本当にありがとうございました。各園に戻られましたら、まず各園長先生、保育士の先生に感謝のことばを述べていただくとともに、今回の研修で学ばれたことをしっかりと伝えて頂きたいと思います。
 それぞれが各園で実践していただく事で今回の研修の成果として現れるのではないかと思います。
  次回の研修も、今回の経験、また皆様からのご意見ご要望を参考にし、さらにバージョンアップしたかたちで取り組んで行ければ、と考えております。

総括

 今回のキャンプ研修は県・市両部長並びに県・市両研修委員長をはじめとする、スタッフ全員の思いが通じたのか天気予報を覆し見事な晴天に恵まれ、非常に身のある研修でありました。
 今年は救命救急法の研修も行われました。私自身初めての体験でしたので非常に興味深い研修であり、実際に研修に参加して、非常時においては知識や技術は勿論一番に必要なのは救助する側の心の落ち着きなのだなと感心させられました。
 今回の参加者構成も、地域・年齢とも非常に多様且つバランスの取れたものでありました。このことだけでも、普段自分の保育園という小さな社会で生活している者にとって非常にありがたく、夜の懇親会でもいろいろな意見交換が行われ、人とのつながりという得がたきお土産をいただきました。
 最後になりましたが、県市両部長をはじめ研修委員会を中心としたスタッフ、また青年部活動を支えていただいている賛助会員の皆様方に、このような意義深い機会を与えていただいたことを感謝いたします。


新会員紹介!!

 熊本市城山保育園の豊田亮といいます。
  保育園に入って5年目ですが、園長となってまだ数ヶ月です。早く園長の仕事になれ、プライベートも頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。趣味はゴルフです。
 熊本市松尾保育園の福嶋将人と申します。
  趣味はスノーボードです。こう見えても一児(2歳男児)の父です。青年部では“福嶋3号”と呼んでいただけるようです。頑張りますのでよろしくお願いします。

 

 今回のニューズレターは、1日目(市広委:富永先生)2日目(県広委:緒方先生)ネイチャーゲーム(市企研委:山崎先生)にレポートを作成して頂きました。迅速でタイムリーなNLを目標としておりますが、なかなかうまくいかず、日々反省いたしております。市55周年記念事業、参院選挙の応援、また監査等々それぞれにお忙しくしてらっしゃると思いますが、皆様体調にはくれぐれもお気をつけください。我が園では、今週の水曜日にプール開きとなっております。健康維持の為、今年こそは私もピチピチビキニパンツを購入して、園児達と一緒にプールで戯れたいと思っています。(市調査広報委:吉原)

 


戻る